2025年のブルクミュラーコンクール本選が、無事に終了いたしました。 舞台に立った生徒の皆さん、そして温かくサポートしてくださった保護者の皆様、本当にお疲れ様でした!
当教室では、コンクールを単なる「順位を競う場」ではなく、「生徒さんが大きく成長するための貴重なステップ」として捉えています。今回は、私たちがコンクールへの参加をおすすめしている「本当の理由」についてお話ししたいと思います。
コンクールへの挑戦で得られる「4つの宝物」
賞の結果以上に、準備期間から当日までのプロセスには、普段のレッスンだけでは得られない学びが詰まっています。
- 「練習の習慣」が一生の財産になる 目標があることで、日々の練習に目的意識が生まれます。毎日ピアノに向き合う習慣は、コンクールが終わった後も大きな力となります。
- 舞台での経験が「自信」に変わる 緊張する舞台を一人でやり遂げた経験は、「自分はできる!」という大きな自信に繋がります。
- 人前で表現する力が育つ 誰かに聴いてもらうことを意識することで、ただ弾くだけではない「音楽を伝える力」が磨かれます。
- ピアノを真剣に学ぶ心が芽生える 一曲を深く掘り下げて完成度を高める経験が、「もっと上手になりたい」という自立した心を育てます。
音楽の「基礎力」を底上げする機会として
ブルクミュラーの楽曲は、表現力やテクニックの基礎が詰まった素晴らしい教材です。コンクールという目標に向けて細部まで丁寧に仕上げることで、音楽の基礎力が飛躍的に向上します。
これは、その後の新しい曲に取り組む際のスムーズさにも確実に繋がっていきます。
「入賞」との向き合い方
当教室では、必ずしも入賞することだけをゴールにしているわけではありません。
しかし、「やるからには高い目標を掲げて挑戦する」ことも、成長のためには大切だと考えています。目標を高く持つことで、自分の限界を少しずつ広げていけるからです。
結果がどうあれ、全力で取り組んだ時間は生徒さん一人ひとりの糧になります。
コンクールという大きな壁に挑戦した生徒さんたちは、一回りも二回りも逞しくなったように感じます。 これからも、一人ひとりの歩幅に合わせながら、音楽を楽しむ心と確かな実力を育てていけるようサポートしてまいります。
本当によく頑張りましたね!

Sちゃんの担当 池田淳子先生のメッセージ
今回の選曲は「おばけのあしあと」。去年よりもタッチも安定してきて強弱も付けられるようになりました。落ち着いて表現できるSちゃんにはすぐにこの曲が浮かびました。
音が少ない中でのスラーは難しく、繰り返し練習の連続。弱い音は鳴らなかったり・・・また繰り返し練習。
だんだんまとまり、おばけの世界をSちゃん自身で表現できるようになりました。Sちゃんおめでとう。これから更にピアノの世界を広げていきましょう。
